環境アセスメント・騒音試験のため辺野古漁港でのデモフライトに向かう米軍ヘリ
(2009年9月10日撮影)

※ クリックで拡大
 拡大写真では、機体に「MARINES(海兵隊)」の文字が見える。
 2004年、普天間基地そばの沖国大に、このヘリと同型機が堕ちた。機体後部の小さな回転翼を支える垂直尾翼が根もとから折れ、ボロッと丸ごと落下し、機体はコントロールを失って墜落・爆発・炎上。そういうことが起きるほどの老朽機が、今も毎日普天間上空を飛んでいる。


『基地はいらない・命の響き』
2002年制作
DVD−R/カラー118分/日本語
  一般価格: 4,000円
  図書館価格: 9,000円 (貸出・館内上映権含む)

 ご購入はこちらから
※ 送料無料・税込み

※DVD-Rはプレーヤーの機種によっては正常に再生できない場合がございます。
お使いのプレーヤーがDVD-R対応か、あらかじめご確認をお願いいたします。




はじめに

 在日米軍基地の75%が集中する沖縄。この小さな島・沖縄に、本土復帰後はじめての米軍基地が建設されようとしている。機能強化されるキャンプ・ハンセンのリンクによって、沖縄の米海兵隊基地の統合化を図りたいと願っている米軍の思惑が見え隠れする。

 戦後55年、日本そして沖縄は大きく変化しようとしている。沈黙する、沖縄・名護市民。そして本土日本。「金」にしばられ続ける財界・政界。沈黙の底に深く沈んでいる記憶を、一つ一つ拾い集め記録した。それは苦しみや悲しみ、そして希望を求めるものだった。「基地はいらない」、この声が命の響きとクロスすることを願う。

監督  こしいし まさし


いまだに有力候補地

 「基地はいらない・命の響き」を制作したのが2002年。あれから7年後の2009年9月10日、普天間米軍飛行場の移設候補地・辺野古で、ヘリの騒音を測定するため、米軍ヘリ2機によるデモフライトが行なわれた。

 いまだに辺野古は有力候補地であり、普天間の移設問題は出口の見えないままである。








ch53demo
特集・ルポ

2009年9月10日
米軍ヘリCH-53によるデモ・フライト


※ 画像をクリックすると拡大します









CH-53の機影

2004年8月13日、普天間米軍基地に隣接する沖縄国際大学にヘリが墜落した。
CH-53は、そのときのヘリと同型機だ。









辺野古漁港の上空に入る2機のCH-53

今回のヘリも、5年前に堕ちたあのヘリと同じ普天間のヘリ。

「いま普天間を離陸したぞ!」
との連絡が入ってから20分後には、辺野古の空に姿を現した。早い!車なら1時間以上の距離だ。





<地図解説>











辺野古の漁港湾内に入った2機のヘリ

海面15メートルくらいの高さでホバリングをしている。

「デモ」なので、出力を抑え気味なのだろうか?普天間で訓練中の時とは音が違い、エンジン出力を抑えて「おとなしく」飛ぼうとしているように感じられた。






海面から激しく舞い上がる水しぶき

ヘリの機体としぶきの高さを比べてください。水しぶきの方がヘリより大きい。

この日は穏やかな海だったが、エメラルド・グリーンの海面にも白波が立っているのが分かる。















辺野古漁港よりキャンプ・シュワーブを臨む

向こうに見える赤い屋根は、キャンプ・シュワーブ内の施設。

漁港から基地まではビーチでつながっている。砂浜の途中にはらせん鉄条網が二重に敷かれ、基地には入れない。



















 辺野古はいまだに有力候補地である。米軍普天間基地移設問題は、出口の見えないまま、新政権になっても迷走を続けている。

 金城祐治さんの家は、この辺野古漁港のすぐ近く。じんぶん企画3作目のドキュメンタリー映画・『悼画 金城祐治さん』のなかでも、この「透明度豊かな」辺野古の海は出てきます。ぜひ、ご覧になってください!